ハンブルク
ハンブルクはドイツ第2の都市で、ドイツ北部、エルベ川の河口に位置し、その河川系が北海と合流する地点にあります。ハンブルクは何世紀にもわたって重要な貿易都市、港湾都市として栄えてきました。「ドイツの世界への玄関口」と呼ばれるハンブルク港は、ヨーロッパ最大級の規模を誇り、貨物輸送とコンテナ輸送の拠点となっています。ハンブルクは、運河、橋、埠頭網が発達した、明確な海事都市としての特徴を備えています。歴史的にハンザ同盟に加盟していたハンブルクは、商業の中心地としての役割の基盤を築きました。輸出、物流、メディア、サービス部門は、今もなお地域経済の中心的な役割を果たしています。建築面では、ハンブルクは、特に旧倉庫街であるシュパイヒャーシュタットに見られる古いレンガ造りの建物と、ハーフェンシティに代表される近代的な都市開発が特徴で、新しい住宅、オフィス、公共施設が建設されています。古い倉庫の上に建てられたコンサートホール、エルプフィルハーモニーは、歴史と現代が融合した素晴らしい空間です。ハンブルクには緑地、湖、公園も数多くあります。中心部に位置するアルスター湖は、住民にも観光客にも人気のレクリエーションエリアです。ハンブルクは、様々な劇場、音楽会場、美術館があることでも知られており、ザンクト・パウリ地区は長い歴史を持つ文化・エンターテイメントの街です。